橋の架けかた

橋の架けかたにも、いろいろな方法があります。
当社が手掛ける橋梁架設について、主な架設工法を紹介します。

トラッククレーンベント工法

橋梁の架設において、最も一般的な架設工法です。
他の工法に比べ工費が安く、また、短い工期で施工することが可能です。 上部工をベント(仮受け台)で支持しながら、順次、移動式クレーン(トラッククレーンまたはラフタークレーン)によって架設します。

胆沢ダム1号橋 発注者/岩手県

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ケーブルエレクション(斜吊り)工法

橋梁下の架設条件が、深い谷部や流水部など、ベント設置が困難な場所で、両岸に鉄塔やアンカーの設置が可能な場合に用いられる工法です。
鉄塔設備やアンカーブロックの強度計算はもちろんのこと、形状管理など高度な技術が必要です。 まず架設用の吊り設備を組立て、その後、鉄塔頂部から斜めに張ったケーブルで架設部材を吊り下げながら架設します。

深戸橋 発注者/中日本高速道路株式会社

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ケーブルエレクション(直吊り)工法

橋梁下の架設条件が、深い谷部や流水部など、ベント設置が困難な場所で、両岸に鉄塔やアンカーの設置が可能な場合に用いられる工法です。
鉄塔設備やアンカーブロックの強度計算はもちろんのこと、形状管理など、高度な技術が必要です。
施工方法は、架設用の吊り設備を組立て、鉄塔から張り渡されたケーブルからハンガーロープにより橋体を吊り下げながら架設します。

静岡空港進入灯 発注者/静岡県

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送り出し工法

地形や交通などの条件から、橋梁下にベントが設置できない場合などに用いる工法です。
架設時の強度計算や補強など、桁製作前に多くの検討が必要となります。また、架設機材や地組ヤードの確保が必要です。
予め地組した桁の先端に手延機を設置し、自走台車を用いて、順次桁を橋軸方向に送出して架設します。

放射34号線 発注者/関東地方整備局

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トラベラークレーンベント工法

架設条件が、流水部や橋梁下にトラッククレ―ンが設置できない場合などに用いる工法です。
架設時の応力状態やたわみなどを考慮し、架設計画を行う必要があります。
桁上にトラベラークレーンの走行軌条設備を設置し、運搬台車にて架設部材を運搬し、トラベラークレーンで順次架設します。

小貝川橋 発注者/東日本高速道路株式会社

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フローティングクレーン工法

工場岸壁または現場近くで、大ブロック組立した部材を河口・海峡にある現地へ運搬し、フローティングクローラクレーンで橋体を一括架設する工法です。
大ブロックでほぼ完成に近い状態で架設するため、架設工期を短くすることが可能です。
運搬中の荷重状態の検討や運搬路の水深、流れの強さ、進入路等、事前検討が必要です。

関空トラス 発注者/関西国際空港株式会社

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