とらい工法 ― 快適で安全な都市空間の創造 ―
コンセプト
利用者や住民の視点に立って環境に配慮し、快適な都市空間を安全に、経済的に創造し維持する
開発の背景
当社では、都市機能向上を図る上で大きな問題となっている慢性的な交通渋滞を解消する「とらい工法」を、株式会社IHIインフラシステム、株式会社奥村組と共同開発しました。
特徴
安全性、快適性
- 地組立て高さを低く設定
- 擁壁間で地組立て >> 施工中の安全確保、圧迫感の軽減
- 施工中の右折車線確保
- 工事占有幅を最小に(折り畳みを併用)
- 工事占有延長を最短に
- 交差道路の全面通行止めを一晩 >> 施工中の二次渋滞を最小限に
経済性
- 交差点部主橋梁は3径間連続鋼床版1箱桁
- アプローチ部はプレキャスト擁壁
- 両者の間を地中梁を持つトラス構造
- 基礎杭は場所打ち大口径RC杭を4本
>> 現場施工を3ヶ月、工費を従来並みに抑えることが可能に
環境・維持管理
- コンクリートの壁面緑化工法
- 桁制振装置(TMD : tuned mass dumper)の設置 >> 周辺環境への配慮
- 箱桁内面防錆システム >> 株式会社IHIインフラシステム:特許番号 第3971143号
- UUライニング工法( 劣化抑制、 剥落防止)
>> 維持管理技術の適用・住民の皆様へ安心を提供
施工手順
コンクリートの壁面緑化工法
概要
コンクリート構造物の無機的で堅く大きな壁面を緑化すると、都市景観が大きく向上します。この壁面緑化工法は、地面やプランターの代わりとなる植生基盤を壁面に直接貼り付けるので、既設、新設に関係なくいかなるコンクリート構造物にも対応できます。緑化基盤へとしみ出していく自動灌水装置によって壁面全体が湿潤となり、植栽が維持され美観を保ちます。
特長
・自動潅水
・花を使って色彩化
・パネル、ブロック、吹きつけ工法から選定
桁制振装置(TMD : tuned mass dumper)の設置
箱桁内面防錆システム
株式会社IHIインフラシステム:特許番号 第3971143号
UUライニング工法( 劣化抑制、 剥落防止)
概要
(UU : Uni- coating with Urea elastomer )
UUライニング工法は、専用吹付け機を使用し、ウレア系樹脂を吹付ける工法です。コンクリート構造物の劣化抑制、剥落防止、防水性向上、摩耗防止、防錆および景観の向上を図ることができます。
特長
- 工期短縮(早期供用)が可能です。
- 伸び率が大きくクラック追従性に優れています。
- 天井、垂直面への施工が可能です。
- 熱硬化型樹脂のため、低温環境での施工が可能です。
- 耐薬品性に優れています。
- 耐摩耗性に優れています。