KH-コラムジョイント工法パンフレット

梁段差をスマートに納める駒井ハルテックのノンダイアフラム接合金物を用いた
KH-コラムジョイント工法  (財)ベターリビング:CBL SS003-15号

工法概要

KH-コラムジョイント工法は、冷間成形角形鋼管(コラム)を柱とし、梁にH形断面部材を用いた鋼構造の柱梁接合部にKH-コラムジョイントを用いたノンダイアフラム形式の柱梁接合工法です。本工法の適用に際しては、弊社の「KH-コラムジョイント工法の設計・施工指針」(以下、「KHC設計・施工指針」と称す)に基づき行ってください。本工法並びに指針は、2016年11月に一般財団法人ベターリビングの評定を取得しております。

〈図1〉に本工法の基本形を、<表1>にKH-コラムジョイントの形状・寸法を示します。KH-コラムジョイントの最大長さは2、000mmで、その両端に必要最小余長を除いた範囲に梁を自由に取り付けることができます。

〈図1〉KH-コラムジョイント工法

〈表1〉製品の種類とその形状・寸法
呼 称 断面寸法
BxBxT(mm)
必要余長
Ls  (mm)
KHC300 306x306x35 100
KHC350 356x356x40
KHC400 406x406x45 150
KHC450 456x456x50
KHC500 506x506x55 200
KHC550 556x556x60
KHC600 606x606x65
KH-コラムジョイント工法のメリット
  • 設計においては梁の段差を他の梁フランジ位置に関係なく自由に設定できます。
  • 鉄骨製作工場での溶接量・溶接工数の大幅な省力化が図れます。
  • 柱の超音波探傷検査箇所が大幅に少なくなります。
  • 鉄骨の寸法精度が容易に確保できます。
  • 300~600mm角までのコラムにも対応いたします。
  • 400 N/㎟級および490N/㎟級のロールH形鋼およびビルドアップH形鋼の梁にも適用可能です。
工法の適用範囲
  • (1) 対象の構造はコラム柱-H形断面部材の鉄骨構造又はCFT構造骨組、あるいは混合構造物の鉄骨構造又はCFT構造骨組です。ただし、耐震用鉛直ブレースの取り付く柱にはKH-コラムジョイントを適用できません。

  • (2) 柱及び梁

     
    材質 BCR295,TSC295 SS400 H900x400以下
    且つ
    梁せい≦柱幅の2倍
    BCP235,325,325T SM490A,B,C
    STKR400,490 SN400B,C,490B,C
  • (3) その他の制約

    梁の鉛直勾配45°以下(斜切断可) 梁の水平傾斜45°以下 梁フランジは1つの面内に溶接(偏芯可)
    セットバック柱との取り合い 部材の回転への対応
    ダイアフラム無しの場合 ダイアフラム有の場合
設計方法
(1) 設計手順
骨組の断面算定 コラム柱-H形断面部材の鋼構造骨組の設計は(財)日本建築センター「冷間成形角形鋼管設計・施工マニュアル」によります。その場合、耐震設計では柱および梁の接合部の構造方法は「内ダイアフラム形式以外の形式」として設計となります(通常の設計)。 ただし、KH-コラムジョイントを用いる接合部の耐震設計をルート3で行った場合は、パネル崩壊とならないよう注意願います。

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KH|コラムジョイントの適合判定

接合部の降伏耐力及び保有耐力接合がKHコラムの条件を満足しているかを確認します。
一般的に使用される梁については、柱を最小強度のFCランクの最小板厚として適用可能か計算済みですので、「KH-コラムジョイント工法の設計・施工指針」の付録2および「KH―コラムジョイント工法 標準図」を参照ください。標準図において判定が「-」の場合、実際に使用する柱により適用可能となる可能性があります。弊社で照査致しますのでご相談ください(標準図に無い梁も同様です)。

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確認申請 確認申請では、ベターリビングの評定書(CL SS003-15号)並びに「KH-コラムジョイント工法 標準図」をお示し下さい。これらの資料は、末尾の関連資料をクリック頂くと入手することが出来ます。
標準図で適用可能かが確認できず、弊社が実際に適用する柱との組合せで照査した結果、適用可能となった個所については、弊社から「当該接合部の降伏耐力及び保有耐力接合の確認証明書」を発行いたします。

*より詳細なKHコラムジョイントの設計方針を確認したい場合には、「KHコラムジョイント工法の設計・施工指針」をご参照ください。

(2) 最上部及び最下部にKHコラムを適用した場合

KHコラム最上階及び最下階については、下記の方法が用意されています。その設計方法については、「KHコラムジョイント工法の設計・施工指針」を参照してください。

通しダイアフラム形式 内ダイアフラム形式 トッププレート形式

*通しダイアフラムを採用した場合は、KHコラムに開先を設ける必要があるため、鉄骨製作工場は、工場認定制度の元々の板厚制限の影響を受けますのでご注意ください。例えばKHC400を通しダイア形式とした場合、45mmの板に開先を設けるため、鉄骨製作工場はHグレード以上となります。

KHコラムジョイントのご注文の際には、「見積・注文票」にKHコラムジョイントの呼称断面および長さ方向の寸法員数をご記入の上お送りください。
KHコラムジョイントをご使用いただくには、その使用が「KH-コラムジョイント工法の設計・施工指針」に適合しているかどうかをご確認いただく必要があります。(KHコラムジョイントの適用要件の要点は、「KH-コラムジョイント工法 標準図」に示されております。)また、注文に際し「KH-コラム寸法決定ツール」「発注確認用チェックリスト」等の支援ソフトを用意していますのでご利用ください。

> 評定書
>「KHコラムジョイント工法の設計・施工指針」
>「KH-コラムジョイント工法の設計・施工指針」の付録2(取付可能な梁)
>「KH-コラムジョイント工法 標準図」

支援ソフト

>「KH-コラム寸法決定ツール」
使用頻度の多い中間階および最上階でトッププレートを用いたKHコラムジョイントの寸法を定める時を想定した支援ソフトです。

その他資料

>「発注確認用チェックリスト」
>「見積・注文票」
>「KHコラムQ&A」

お問合わせ先

Eメール:khcolumn@komaihaltec.co.jp
TEL:03-3836-0478(鉄構営業部/田村)

お願い
  • 適切にご使用いただくため、KHコラムジョイントをスペックインしていただく場合、設計者様には構造図へのKHコラムの長さ記入をお願いします。

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