恋野橋
工事概要
- 発 注 者和歌山県伊都振興局建設部
- 工事場所自)和歌山県橋本市隅田町芋生地内
至)和歌山県橋本市隅田町芋生地内 - 工 期2017年12月20日~2020年6月26日
- 形 式鋼3径間連続箱桁橋
- 橋 長173.7m
- 幅 員11.5~14.0m
- 支 間 長49.5m+73.0m+49.5m
- 鋼 重766t
恋野橋の概要
紀ノ川を渡河する旧恋野橋(和歌山県道104号山内恋野線に架橋)は老朽化しており、また道路の幅員が狭く通行が不便でした。本工事は、歩行者の安全確保と交通の円滑化を図ることを目的に、新恋野橋を架設する工事です。
しかし旧恋野橋は2018年8月下旬から10月上旬にかけて、豪雨に伴う出水により、橋脚基礎が洗堀され橋が傾いたため、新恋野橋の完成を待たずに2018年11月に通行止めとなりました。
現場の特徴
2018年11月に旧恋野橋が通行止めになり、上流側200mに仮橋が架設され県道104号の機能は仮復旧しました。しかし大型車両の通行が不可能であること、歩行者への負担が大きいことから、新恋野橋の早期開通が求められました。
施工状況
【架設】
鋼桁の架設方法は紀ノ川河川内にベント等の仮設備を設置できないことから、送出し工法を採用しています。また架設ヤードが狭隘なため主桁部材を概ね3ブロックごとに360t吊りオールテレーンクレーンを使用して地組立を行った後に送出し架設を行い、それらの工程を5回繰り返して鋼桁を所定の位置まで送出しました。
【完成】
本工事では橋梁の架設工事やアスファルト舗装工事を行い、2020年3月に開通しました。